ジャニヲタをふんわりとこじらせたブログ

7MEN侍にしあわせになってほしいよ〜

渋谷すばるさんが退社してしまう話


すばるくんが辞めることはネットニュースを見た家族から聞いた。まずエイプリルフールかと思った。企画?ドッキリ?と思っていたらFCから重大発表のメール。


いよいよ退社かぁってぼんやり思ったけど、会見を見るまで実感はなかった。

16日のニュースで泣いてる横山くんを見てやっとすばるくん本当に辞めるんだって覚悟した。横山くんの涙には説得力があった。


あの会見に居なかった安田くんはどんな思いだろうか心配したりした。


私が関ジャニ∞を知ったのは中学二年生のときで、図らずも8年前である。具体的な話は省くが、彼らは私の青春だった。

あの頃は関ジャニ∞が少しずつ大きくなって居た時期のど真ん中だった。初めてMステでバンド演奏したり、コンサート会場が増えて日数も増えて値段が上がって。お金はかかったけどとても楽しかった。


新しい仕事が決まれば喜び待ちわび、DVDやCDを買ってこの一部が彼らの口座に振り込まれるんだ…とドキドキしたりもした。


渋谷すばるくんは当時から群を抜いて歌がうまかった。

なぜこの人がジャニーズにいるのか?と思わざるを得ない声とカリスマ性が昔からあった。よく言えばグループのメインボーカル、悪く言えば上手すぎて浮いていた。


彼が心のどこかでコメディ寄りの歌を嫌っているのではないか、いつまでたっても音楽番組でズッコケ男道を歌わせられるのが悔しくないのか、ジャニーズという色眼鏡で見られアーティストとして扱われないことに不満はないのか、こちらの想像を掻き立てるくらい彼には才能があった。あまりにも想像に易かった。バラエティが嫌だった事は否定しているし、関ジャニ∞やメンバーに対してはいい感情しかなかっただろうぶん判断は難しいものだったのではないか。


また関ジャムという音楽番組は彼に決断させる要因、もしくはトリガーになったのではないかと思っている。彼のレベルをジャニーズではない音楽関係者やアーティストに知らしめる場になっていたのではなかろうか。一方で本人も自分のレベルを自覚したのではないか、技術的に足りないところ、知らないこと、そこに可能性を見出せたのならそれは喜ばしいことではないか。


あの番組でback nu○berのボーカルを食い散らし、歌を乗っ取ったシーンはとても良かった。わたしは彼のそういうところが好きだった。



ファンになり始めの頃はあまり覚えていないけど、グループ内で一番尊敬していたのは確実に渋谷すばるだった。彼のように早くからピアスを開けて拡張を始めたりした。ファンとしての好きだけでなく彼に憧れていた。彼は格好よかった。



私の中のアイドル(職業についてではない)の定義は、

尊敬できる人

彼(彼女)が頑張っているなら頑張ろうと思わせてくれる人である


それは彼の所属によらず不変なものである。


すばるくんがもしジャニーズとして抑圧されていると感じるなら、辞めるべきだと思うし、彼の人生は彼のもので外野が決めるべき事じゃない。彼の目指す自己実現がジャニーズではできないと36にして気づいて、転職するなんて相当に勇気がいる事だと思う。尊敬する。

なんなら辞める方がすばるくんらしいような気もする。彼がどこで何をしていようとわたしにとって彼は尊敬できる人だし、アイドル(職業ではない)である。



残された関ジャニ∞メンバーがすべきなのは引き留めたりレガシーに下がる事じゃなくて、彼の穴がどれくらいの大きさなのか把握し、それを誰がどんな技術で埋めるのかを考える事だと思う。仲が良い分、仕事とプライベートが混ざっていたため悲しさに繋がってと思うが、同僚が夢を持ってそれを叶えようとしているのだから、すべき事はなんなのかわかると思う。ファンもそうだ。


彼を謝らせてしまったのは、自己実現の為にジャニーズを辞めることに対してじゃなくて、関ジャニ∞といういつ終わるかわからないプロジェクトから中座したことに対してだと思いたい。

そうでなければあまりにも、夢を追いかける人の門出としては切ない。


すばるくんの声がまた聞ければ、わたしはそれで充分である。